英文和訳と翻訳は違う

英文和訳と翻訳の違いに対する無理解が、
日本の翻訳業に打撃を与えていますね。

翻訳と英文和訳の違いを知らない人々が、
翻訳家を目指す「翻訳学習者」として大量に流入してきたのです。

翻訳と英文和訳の違いを知らないから、無駄に自信がある。
実績がなくて安いので、企業も発注する。
しかし仕事はめちゃくちゃで使いものにならない。

納期ギリギリでこれをやられて酷い目にあったという人は
社会人の方なら結構多いかも(^_^;)

私の知人もエキサイト翻訳と大差ないレベルのものを納品されて、
泣く泣く徹夜で翻訳しなおしたという経験があったり……

あ、この記事は前の記事の書評から思い出したことです。

結局のところ、下手な翻訳者が量産される背景には、
前のエントリーで書いたような「翻訳目的の違い」が
一般人に明瞭化されていないこともあるのでしょうね。

翻訳家を目指して勉強を開始するのは、
現在だといわゆる一般人が多いのですから。

言い換えれば、もっと翻訳目的の違いについて世間にしらしめることで、
翻訳家自身による混同を抑えることができ、翻訳の質も向上すると思うのです。

素人の戯言かもしれませんけど、
プロの翻訳者の方はぜひもっと声を大にして
このことを世間に知らしめて欲しいですね。