誤訳・悪訳本のまとめ

2chの誤訳スレを眺めていたら、結構いろいろな本が挙げられていた。

とりあえず、名前が上がった中でほとんど反論がなかったものを中心にまとめてみる。あくまで個人的なまとめなので、参考になるかどうかはわからないけど。

●好田順治の翻訳書全般
ロボット翻訳だとか超訳すぎるという意見多数で反論なし。

●レヴィ=ストロース『悲しき南回帰線』の講談社学術文庫版
レビューでボロクソ。さすがに買うのを躊躇ってしまうレベル。

●中村雄二郎によるフーコー『知の考古学』
本人も若気の至りだった、重版しないでと言ってた、という話が出るレベル。正直、定評ある誤訳という印象。まったく異論なし。最近になって河出文庫から、別の翻訳者による新訳が出ているのでそちらの方がよさそう。

●パットナムの古い翻訳
これはあまりにも有名な誤訳の連続。もはやタブーレベル。ちなみに、専門雑誌「科学哲学」に誤訳が酷いという書評が載るレベル(;´Д`)
これは私も原書と翻訳書を比べてみましたが、中学生レベルの文構造取り違えが大量に出てきてビビリます。

●宇波彰のドゥルーズ翻訳
基本的な内容がわかってない疑惑。定評あるダメっぷり。

●ダメット『分析哲学の起源』(勁草書房)
最終章の翻訳が酷いらしい。

●クーン『科学革命の構造』(みすず書房)
もはや定評ある誤訳。ゼミで読んだら誤訳の連続だったという証言もある。内井惣七『科学哲学入門』(世界思想社)の文献表には「この訳は信頼性に乏しいので原典を併せて参照すること。」という衝撃の一文が書かれている。

●岩波文庫のハイデガー『存在と時間』
それ以外の出版社の訳書ならなんでもいいと言われてたのでw

●チャーマーズ『意識する心』
誤訳を「一頁に3箇所は発見できる」レベルらしい。少なくとも複数人に誤訳だらけと認められている本。つか、専門家が訳したんじゃないらしいので、用語的に怪しい感じか。

逆に基本的に良いと褒められていたのが河野与一。ただし、ライプニッツは旧字体とのこと。もっとも、どこまでがネタなのか判断が難しいところだが。

フーコー『言葉と物』については、フーコーの翻訳書の中では悪くないという意見が強かった。評判の悪さは吉本隆明による陰謀説が有力らしいw
とりあえず、叩かれるほど悪くないって感じか。