アダルトショップの経営者等が麻薬密輸で逮捕されたというニュースが入ってきました。
驚いたことに、店頭で堂々と販売していた「媚薬」に麻薬が含まれていたのだとか。税関の検査で判明したのだそうです。
非常に気になる話題なので、詳しく調べてみました。
事件の概要
アダルトショップで販売するため麻薬入りの媚薬(びやく)を密輸したとして、東海北陸厚生局麻薬取締部は10日、麻薬取締法違反の疑いで三重県鈴鹿市庄野町、販売店経営者小林和広容疑者(50)ら4人を逮捕したと発表した。
引用:市販用「媚薬」から麻薬成分=密輸容疑、販売業者ら逮捕―厚生局
小林容疑者以外の3人については、次のように報道されています。
他に逮捕されたのは、鈴鹿市の元店員(55)、大阪府吹田市の輸入代行業者(50)ら。いずれも「麻薬とは知らなかった」と容疑を否認しているという。
ここで判明しているのは3人だけで、あとの一人だけどういう人物なのか説明がないのが気になりますね。
なぜわざわざ隠しているのでしょうか?
これは私の想像ですが、中国からの密輸なので、相手は中国人だった可能性がありますね。まあ、だからといってなぜ報道されないのかは知りませんけど、なんとなくそう思いました。
今回密輸された麻薬は、「4―ヒドロキシ酪酸(GHB)」と呼ばれるものだそうです。性犯罪に悪用されることが多かったため、2001年に麻薬指定された薬物とのこと。
小林容疑者は、このGHBが含まれた媚薬約34グラムを中国から自宅に国際郵便で送らせたのだそうです。
国際郵便で堂々と送るという手口を聞くと、2015年7月に起こったトヨタ役員の麻薬密輸事件を思い出しますね。あれも外国から自宅に堂々と麻薬を送らせたのでした。
まあ、今回の事件は販売目的ですから、自己使用よりもまずいですけどね。
麻薬であるという認識はあったのか?
小林容疑者以外は麻薬であるとの認識はなかったようですね。
しかし、媚薬なんてものを扱うくらいですから、いかがわしい薬物が使われている可能性は認識していてもおかしくなさそうですけどね。
だって媚薬なんて麻薬か脱法ドラッグでも入ってなければ効かないでしょう。そうじゃなければ効果なしか、プラシーボかのいずれかです。
そこを考えれば、故意はあったと認定しても良さそうですけどね。
まあ元店員あたりは、仕入に関わっていなかったり、製品の詳細を知らないのであればわかりませんけど。
GHBとはどういう麻薬?
GHBは、元々麻酔として開発されたのだそうです。
ところが睡眠薬としても使用できたり、性欲増強作用もあることから麻薬指定されたとのこと。
こんなものをこっそり飲まされて麻薬漬けにされたら、たまったもんじゃないですね。多量に摂取すれば意識障害等が起こるようですし、被害者はかなりいたのではないでしょうか。
危険性を考えたら麻薬指定されるのも当然ですね。
おわりに
何も知らずに媚薬として恋人とのプレイに使用したりすると、恋人が麻薬中毒になる危険性もあるってことですよね。
とんでもない話ですし、今回は水際で防げてよかったです。
しかし前回普通に販売されている時に購入した人は、大丈夫だったのでしょうか?