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木村太郎キャスターが「スーパーニュース」の番組再編成で降板
木村太郎キャスターが「スーパーニュース」を降板する事になりました。木村太郎キャスターはネットでは割と好感度が高かったのか、ヤフーニュースのコメント欄などを見れば惜しむ声が結構ありました。 ただ、個人的には木村キャスターの降板そのものよりも、番組改編の方が気になりました。
安藤優子キャスターと若手アナが中心
後任は安藤優子キャスターと若手アナを中心にするそうです。 名前が挙がっていたのは、境鶴丸アナ、石本沙織アナ、榎並大二郎アナ、椿原慶子アナ、松村未央アナですね。私としてはあまり馴染みのない名前が並んでいます。 この番組改編の意図は、夕方のニュースを前倒しすることで他局に視聴率で勝つ狙いがあるそうです。現在の時間帯では苦しいから、他局がニュース番組を流す前に一人勝ちしようということですね。 しかし、このような番組改編には疑問があります。
裏番組の相棒に勝てるコンテンツではない
この改変で本当に視聴率が取れるのでしょうか。裏番組には「相棒」という再放送でも視聴率をとっているお化け番組があるのですが、それを圧倒的るだけの魅力ある番組にできるのでしょうか。 エンタメとニュースという視聴者への訴求力に差があるジャンルですし、これは厳しいと思いますね。
ニュース番組は視聴率の問題ではない
そもそもニュース番組は視聴率を追い求めるようなものなのでしょうか。報道番組にとって重要なのは、たとえ視聴率が低くても一定以上のクオリティを維持し、正確な情報とそれに対する分析を提供することでしょう。報道番組を見る層が求めているのも、そういう番組ではないでしょうか。 私にはとても、「他局が放送していない時間で戦えばいい」という戦略が正しいとは思えません。
若手中心はクオリティに不安を残す
どうしても視聴率を取り戻したいのであれば、そもそもアナウンサーを若手中心にする必要があるのでしょうか。私にはむしろクオリティに不安を残すような気がします。 おそらく若手中心にすることで、若手アナをタレント的に売り出し、若年層の支持を得たいのだと思います。しかし、夕方のニュース番組の時間帯とずらしたのですから、他局の裏番組にはもっと人気のある本物のタレントが出演している番組だらけです。若年層がなぜわざわざよく知らない若手アナを見なければならないのでしょうか。
夕方になれば、フジテレビ以外の局でニュースが見られるのですから、その時間まではドラマを見るのが大半でしょう。 報道番組として人気を博すようなコンテンツにしたいのならば、むしろ経験豊富なベテランを起用したほうがいいと思います。タレントを起用するような戦略はズレているように思いますね。
フジテレビは迷走しているのではないか
フジテレビは下がった視聴率をカバーできるように四苦八苦しています。しかし、その方針が誤っていると思うのは私だけではないでしょう。
そもそもフジテレビの視聴率が落ちたのはなぜなのか、もう一度よく考えてみるべきですね。その上で対策を取らなければ、何をやっても視聴率低下に歯止めがかからないように思います。