先日のことですが、メインで更新してきた健康系のサイトをサーバー移転しました。徐々にアクセスが増えてきたこともありますが、記事数が増えてサイトが重くなったことが最大の理由です。
というか、実は先日記事にしたこのサイトなんですよ。
⇒ MT3.3(SQLite使用)からMT5、そしてWordPressへの移行
もともとXreaサーバーを使用していたのですが、格安サーバーだけあって全体的に貧弱なんですよね。ちょっとアクセスが増えてくると重くなってしまい、記事投稿するのにも無駄な時間がかかってしまうんです。
それでもMTだったころはまだマシだったんですけど、よりデータベースに負荷のかかるWordPressに移行したところ、ちょっと無視できない重さになってしまいました。
私は空き時間にブログ更新をしているので、WordPressの操作に時間がかかるのは我慢できません。そんなことに時間を取られるくらいなら、有意義な記事を書くために時間を使いたいですからね。サーバーのレスポンスの遅さにイライラして時間を取られるのは非生産的です。
そんなわけで、国内のサーバーでは抜群の安定感を誇るXサーバーにサイト移転することを決めました。
ところが、その作業が一筋縄ではいかなかったのです。
参考になるサイトは多数ある
もともとWordPressで作成したサイトを移転するのは初めてじゃありません。そのため、基本的な手順はわかっていました。
それに最近ではWordPressに関する情報は、少し検索すれば驚くほどたくさん出てきます。それも知識不足の人間が読んでも迷わないように、写真付きの丁寧な記事ばかりです。
そういう記事を見ながら作業していたので、移転作業にまったく不安はありませんでした。
そもそもデータをXサーバーにコピーし、表示を確認した上でネームサーバーを変更するだけです。うまくできなければネームサーバーの変更を行わず、移転作業を諦めればいいだけなので、ある意味気楽でした。
そしてすべての作業を完了し、いざ表示を確認したところ……
サイトが表示されない!?
なんと画面が真っ白なままで表示されません。
ブラウザキャッシュの問題かと思い、履歴を削除して再度読み込んでみても変化はありません。どうも何かが間違っているようです。
手順通りにやったはずなのに、いったい何が間違っているのか……
イライラしながらグーグル先生にお伺いを立てました。
PHPのバージョンの問題だった!
いくつかのサイトやフォーラムを見ていて、ようやく原因がわかりました。
問題はPHPのバージョンだったのです。
XサーバーはPHPのバージョンに関する記述が.htaccessに書かれているので、Xreaサーバー等の他のサーバーからWordPressを移転させた時には記述を変更する必要があったのです。
何も考えずに.htaccessをそのままアップロードしたせいで何度やっても真っ白な画面しか出て来なかったわけです。
上記の通り、.htaccessにPHPのバージョンに関する記述が書かれていないので、デフォルトではPHPのバージョンが4になっているんですね。これでは現在のWordPressは動きません。
サーバーパネルから設定変更で修正完了
対処法としては、非常に簡単です。
サーバーパネルからPHPバージョン切り替えを行うだけで治ります。下手に.htaccessファイルをいじる必要はありません。クリックひとつで完了です。
散々焦らされた割に地味な結末でしたw
まとめ
- XサーバーへのWordPressの移転時に、画面が真っ白になってサイトが表示されなくなることがあります。
- その原因は、.htaccessのPHPのバージョンに関する記述が欠けているからです。
- XサーバーのサーバーパネルからPHPのバージョンを5に変更すれば、問題はすぐに解決します。
こんなことで悩んでいるのは私だけかもしれませんが、とりあえずメモ代わりに書いておきます。似たようなことで悩んでいる人がいたら参考にしてみてください。