生活

鎌倉花火大会2015の中止理由とは?延期にならない意外な理由

fireworks-661654_640

鎌倉花火大会は毎年盛り上がる大きな花火大会の一つです。

今年2015年も7月23日の開催が予定されていたのですが、
残念ながら開催されず中止することになってしまいました。

しかしこの鎌倉花火大会は、
今まで多少の雨でも実施されてきましたし、
例年なら順延という形をとることもできたはずです。

事実、1948年以降の花火大会の歴史で、
中止に追い込まれたのは台風が直撃した年と
東日本大震災のときだけでした。

それがなぜ今年は中止になってしまったのでしょうか?

非常に気になったので調べてみたところ、
意外な理由が判明しました。

そもそもの中止理由は?

そもそも本日の開催が不可能となったのは、
台風接近による強風と高波が原因です。

鎌倉花火大会は東京湾から江ノ島まで
花火を打ち上げるための船を出し、
その船から当日に花火を打ち上げます。

ところが今年はその船が高波と強風のために
予定の日時になっても江ノ島まで行けなかったのです。

こういうのは当日ではなく事前に準備をするものなので、
予定の日になっても船が到着していなければ、
その時点で実施不可能なんだとか。

そのため、23日の天候が晴れていても
花火大会は中止になったのだそうです。

わたしは今まで当日の天候だけが問題なのだと思ってましたが、
晴れなのに中止になるのにはこういう理由があったんですね。

言われてみれば納得なのですが、
実際に中止になるまでは想像もしていませんでした。

やっぱり緻密な計画や入念な準備が必要なイベントなんですね~。

なぜ延期ではなく中止なのか?

しかしなぜ延期ではなく中止なのでしょうか?

普通に考えれば、
用意した花火を無駄にするよりは
延期して後日使用したほうが良い気がしますよね。

それに花火大会ギリギリではなく、
もっと作業日程に余裕を持たせた計画を立てることは
できなかったのでしょうか?

普通は余裕を持って予備日を組み込むと思うのですが……

そう考えて調べてみると、
なんと今年は予算削減のために
予備日を設けなかったのだそうです。

たしかに消費増税や円安の影響で
予算はどこもキツキツだと思いますが……

延期したり予備日を取ったりすることもせず、
準備期間や当日の天気が良いことを祈るだけでは
この規模のイベントとしてどうかと思いますね。

楽しみにしていた人がかわいそうですし、
花火以外の準備も無駄になったわけですから、
むしろ余計に無駄なお金がかかっているのでは?

本当にもったいないなと思います。

おわりに

  • 当日が晴れでも強風や高波で準備ができないことが中止理由。
  • 延期されないのは、経費削減のためにギリギリの計画を立てたから。

こうして見ると、なんとも世知辛い印象を受けますね。

伝統ある人気行事なのですから、
予算削減なんてけちくさい事を言わず
もっとしっかりした計画を立てて欲しかったです。

まあ日本の経済状況を考慮すると、
予算削減の流れはどうしようもないのかもしれませんが。

こうして中止理由を考えてみると、同じく経済状況が原因で
中止に追い込まれる花火大会は、
鎌倉花火大会以外でもたくさん出てきそうですね。

-生活
-, ,

© 2023 ヤスの知識倉庫 Powered by AFFINGER5