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ライター用ガスを吸う「ガスパン遊び」とは?危険性と代替案

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足利市16歳男子がライター用のガスを吸って死亡するという事件が起こりました。

一体なぜわざわざガスライター用のガスなんかを吸っていたのか、気になったので調べたところ「ガスパン遊び」なる言葉を知りました。

どうやらこれはシンナーを吸う「アンパン遊び」にちなんだネーミングで、シンナーの代わりにライター用のガスを吸うという遊びのようです。

わざと失神して快感を得る「失神遊び」の一種ですね。ガスを使って失神するわけです。

どう考えても遊びじゃ済みませんよね……

ちょっと、気になったので少し詳しく調べてみました。

今回の事件の概要

今回の事件が起こったのは、2015年11月7日の18時40分頃のことです。

栃木県足利市朝倉公園にて、数人の男子高校生がガスライター用のガスをボンベから吸引して遊んでいたところ、その内の一人である16歳男子高校生が意識を失ったそうです。

現場である朝倉公園の場所はこちらです。

男子高校生はその後病院に運ばれましたが、搬送先で8日未明に死亡したとのことです。

どうも一緒にいた友人たちの証言によれば、彼らは普段から何度もこの「ガスパン遊び」をしていたとのこと。

ガスを吸うことの危険性を全く認識していなかったということですね。そんな状況では、大きな事故が起こるのも当然です。

男子高校生の死因は?

この男子高校生の死因はまだはっきりしていませんが、状況的にガスの吸い過ぎが理由なのは明らかですね。

過去にはガスパン遊びで窒息死している人もいますから、おそらくこの高校生も酸欠状態から窒息死したのでしょう。

そもそもガスパン遊びは、酸欠状態に由来する酩酊感が気持ち良いから流行ったものです。一歩間違えれば窒息死するのは当然の話なんですね。

それどころか、ガスを使うので引火爆発事故まで起こることがあるのだとか。

遊びと言うにはあまりにも危険な行為です。

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ガスパン遊びが流行る理由

ガスパン遊びが流行る理由は、酸欠状態の酩酊感が気持ちいいからです。

よく格闘家が、チョークスリーパー等の絞め技で失神すると気持ちいいなんてことを話していますが、それと同じことですね。

昔からあるシンナー遊びが規制強化によって難しくなったため、シンナーの代わりにガスを使って気持ちよくなろうというわけです。

なにしろ使用されるガスは多種多様で、ライター用のガスの他にも制汗スプレーやカセットコンロ用ボンベなども用いられているそうです。

まさかこうしたものまで規制するわけにはいきませんからね。夏場の制汗スプレーなんて必需品ですし。

そうした規制の難しさがあるからこそ、この遊びは流行っているのだと思います。

中高生は危険性を認識していない

どうもこの遊びをやっている高校生には、危険性の認識が薄いように思います。

気持ちよくなってくるのは酸欠によるもので、そのまま放置すると脳に酸素が行かなくなって重篤な後遺症が残ったり、今回のように死亡しかねないのだとわかっていないんですね。

仲間同士の軽い気持ちでやって深みにハマる人が後を絶たないようです。

もっとこの遊びは危険なのだと啓発する必要があるのかも知れません。

 

というか、どうせならHIITのような高強度のトレーニングで限界寸前まで追い込んだほうが、遥かに健康的で有益ですよね。

運動後の爽快感は最高ですし、なにより運動能力も知的能力も爆上げしてくれるので、人生のあらゆる面で役に立ちますよ。

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